飼育設備・用品について
必ず必要なもの
ケージ
ケージは広さと強度が十分にあるものを用意しましょう。
お勧めはSANKOのイージーホーム 40ハイです。
扉が大小 2つあり、個体の出し入れ餌の出し入れ、掃除のしやすさといいところがたくさんあります。
ラインナップには 37ハイという製品もありますが、こちらはケージの線径が細くたわみが大きいことと、扉が縦に大きすぎて脱走に注意しないといけないため使い勝手が良くないと感じました。
小窓もありますがロックがないためあけられてしまわないよう対策が必要です。
ほかのメーカーでもそれほど大きな差はありませんので店頭や各メーカーのホームページ等で確認してみてください。
雄の場合はケージにつかまって排尿することが多いためさびやすいです。
ステンレス製のケージもありますが非常に高価です。
また、透明で見通しの良いアクリルケージや前面がアクリルになっている鳥用ケージもあります。
アクリルを使用したケージの場合、観察性は高いですがつかまる場所が少なかったり壁と認識できず激突落下の恐れがあるため十分な注意が必要です。
寝床
フクロモモンガは夜行性の為、昼間はほとんど寝ています。
飼い主の生活環境にもよりますが、安心して十分な睡眠がとれるようなものを用意してください。
素材は布や木など様々で、それぞれ良いところ悪いところがありますので使い分けや複数用意するのもお勧めです。
布製は柔らかくフクモモ達を柔らかく包んでくれ良い素材ですが、爪に引っかかりやすい、また、糞尿で汚れやすいというデメリットもあります。
木製は強度は十分ですが通気性が良くないことや汚れが落ちにくく清掃しにくいというデメリットがあります。
スーパーモモンガーでは主にマイクロファイバー製のお手製ポーチを使用しています。
見た目にそれほどこだわらなければ手作りも簡単なので、折を見て作り方等をご案内したいと考えております。
水分補給用具
フクモモの健康維持のためには水分は欠かせません。
常に切らさないよう用意しておくことが必要です。
お勧めは給水ボトルで大きさは小さいタイプで構いません。
大きいボトルは飲み口のボールが大きく、小さい個体では水がうまく出せませんのでご注意を。
また、それほど頻度は高くありませんが、長く使用すると飲み口の密閉が悪くなり水がぽたぽた落ちるようになりますので、怪しくなったら予備を用意しておきましょう。
通常は給水ボトルで問題ありませんが、始めはうまく飲めない個体もいるかもしれませんのでよく観察することが大切です。
きちんと飲めていることが確認できるまでは、餌の水分を多めにしたり、水皿を置いても良いでしょう。
ただし水皿の場合は乗ったりひっくり返したりして体が浸かり体温低下に繋がることもあるので注意が必要です。
餌入れ
ある程度の重さがあるものを用意しましょう。
フクモモは餌入れの端にちょこんと乗っかって餌を食べることが多いです。
そのためあまり軽い器だと不安定でがたついたりひっくり返したりしてしまいます。
ケージに固定するタイプもあるのでメンテナンス性のいいものを探してみてください。
スーパーモモンガーではありふれた2連や4連の薬味皿を使用しています。
あると良いもの
遊具 その1
フクロモモンガは運動量の多い動物です。
そのため十分な運動ができるような環境づくりが大切です。
運動用具としてはハムスターにも良く使用されるホイールが一般的でしょう。
ただし背骨が沿った状態で走るため、フクモモには向いていないとの考え方もあります。
スーパーモモンガーでは完全に成長したアダルト個体にのみ使用しています。
使用する場合はなるべく径の大きなものをケージに直接つけて使用しましょう。
なるべく音の静かなもの、サンコーのメタルサイレント25お勧めです。
遊具 その2
立体運動はフクモモが大好きな動きの一つでしょう。
それをしやすくすると同時に狭いケージ内での安全に役立つのがハンモックです。
スーパーモモンガーではお手製のハンモックを使用しています。
ケージの真ん中より低い位置あたりに取り付けることで、天井から飛び降りた時の安全を描く日しやすいですし、またケージ内を飛び跳ねる際の騒音対策にもなります。
裁縫の腕に覚えがあれば自分で作ってあげるもの楽しみの一つです。
気にいって使っているのを見ると飼い主としてうれしくなりますよ。